国憲節に天津旅行へ行ってきました
中国はつい先日2019年10月1日に国憲節を迎えました。建国70周年ということもあり、北京市内では厳戒態勢が敷かれ一時は地下鉄や道路も運行を休止したり、封鎖されたりするほどでした。天安門広場では阅兵という閲兵式が行われ、たくさんの中国人の方がパレードを見に現場へ行ったりテレビ越しでその様子を鑑賞したりしていました。
国憲節当日ちょうど友人がいる大学へ遊びに行っていたのですがその様子がこちらです。
すごい愛国心のようなものを感じました。
国憲節なので私の学校も7日間授業がありません。
せっかくなのでこの休みを利用して天津へ1泊2日の旅行へ行ってきました!
天津から北京はめっちゃ近い。新幹線に乗って30分ちょっとで着く。それに交通費も往復で1600円~1700円くらいで非常に安い。
天津へ着いてからはまずイタリア地区へ行きました。中国清の時代、天津は欧米列強に攻め込まれ租界となったので、欧米建築が数多く残っており、今となってはそれらが観光地化しています。道路の名前にもおそらく昔の戦争の名残からつけられたであろう名前が付けられていて興味深かったです。
胜利路(勝利路)とか自由路とかはもうまるっきりそうですよね。
イタリア地区はもうなんというか、ほんと中国じゃないみたいで建物もすべてヨーロッパ風、レストランも中国料理の店は数少なくほとんどが西洋料理でした。皆さん中国にいながらヨーロッパの雰囲気を味わいたくなったらぜひ天津へ!
ヨーロッパの雰囲気を味わった後は古文化街に行きました。ここはさっきのイタリア地区とは違って完全に中国の文化そのものって感じのところです。建物や料理はもとより、中国の伝統文化を示す店がたくさんあります。
ここで天津の名物煎饼果子を買って食べましたが、これ結構なボリュームで食べ歩きをするはずがおなかが膨れてそれ以降ほとんど何も食べられなくなりました。(笑)
そのあとは滨江道商业街というところへ行きました。ここは天津の経済の中心地ということもあって数々のショッピングセンターに高層ビルとかなり発展していました。
そしてこの日ラストの世界で唯一とされるの橋の上の摩天轮(観覧車)を見に行きました。この観覧車に乗ってみたかったのっですが、夜になるともうすでにチケットは完売していて、前日の昼間に行って翌日のチケットを買っておかないと乗れないほど人気で、この観覧車に乗ることは叶いませんでした。でもほんとこの観覧車きれいなのでいつか乗ってみたいと思います。
2日目。この日は空気が昨日と変わって空気がかなり冷え込んでてもうTシャツ1枚では憂くて凍えるほどでした。
バスに1時間近く乗って天津博物館へ向かっていたのですが、途中で私と友人2人とも爆睡してしまい、目覚めた頃には天津博物館の最寄り駅をとうに過ぎており、結局今度は地下鉄と自転車に乗って博物館へ引き返すという事態に陥りました。
天津博物館はとても面白かったです。無料で開放されていましたし、高さは4階まであり、天津の歴史や数々の物品などが飾られており、時間の都合上2時間しかいませんでしたが、ちゃんと見れば4時間くらいかかりそうな勢いでした。
帰りにまたハプニングが。
タクシーに乗って新幹線の駅に向かっている途中、晩御飯の時にコーラを飲みすぎたせいか、友人が尿意を催したのです。とはいってももう新幹線の出発まで時間がほとんどない。それに国憲節だから道はかなり混んでる。しかし漏らしても困るので、友人が運転手にトイレに行きたいことを告げると、
運転手「我也去厕所(俺もトイレ行くわ)」
私たち2人は思った、あんたも行くんかい、と。
運転手さんが思ったよりすぐにトイレを見つけてくれた甲斐もあって、新幹線の出発に間に合い、無事今日北京へ帰ってくることが出来ました。
旅行は楽しかったです。これからは時間に余裕を持って行動しよう。
では皆さんお休みなさい。