中国語力の変化〜留学前と留学後〜
中国語を今日本で勉強している皆さんの中にこれから中国に留学される方もいらっしゃると思います。
そんな皆さんにはおそらく、「留学したら本当に中国語喋れるようになるの?」
「中国に留学したらどれくらい中国語できるようになるの?」などと言った疑問を持っている方がいると思います。
実際に私も留学に行くまで非常にこのことが気がかりで仕方がありませんでした。笑
ですので今日はそんな疑問について私個人の経験から少し書きたいと思います。
自己紹介のところでも書いた通り、私は大学二年生の8月まで日本で中国語を勉強しており、中国語の基礎などを一通り勉強した後で留学に行きました。
だからと言って、中国語はほとんど話せませんでした。読み書きは少しできましたが、話す、聞く、に関しては本当に全然できませんでした。
留学に行くちょうど1ヶ月前にHSK5級を受験したのですが、
リスニング 38点
ライティング 60点
リーディング 66点 合計164点
と、このような悲惨な結果でした。
こうしてこのような中国語のレベルのまま中国北京へ留学へ行きました。
現地へ着いて最初の感想は、中国語の授業はまだ何とか着いていけるけど、現地の中国人の話す中国語が全くと言って聞き取れない。この時期が約1ヶ月〜2ヶ月ほど続いたと思います。
この時は出来るだけ日中交流会や中国人と交流する場に参加するなどして出来るだけ中国人の友達を作ろうと必死でした。
こんな中国語のレベルですが、1人親切な中国人の友達が私を旅行に連れて行ってくれて、めっちゃゆっくり話してくれたり、スマホの翻訳アプリを使ってくれたりして、なんとかコミュニケーションを取っていました。
留学3ヶ月目くらいになるとだんだん相手の言っていることがわかるようになって来ました。簡単な日常会話なら翻訳アプリやゆっくり話してもらわなくても会話できるくらいのレベルです。
私はちょうどこの時期に中国に残ることを決め、中国政府奨学金の申し込みに必死でした。笑
留学6ヶ月目の頃になると、以前とは違い中国人の友達から中国語すごく上手になったねと言われるほどになりました。
友達と電話で中国語を話していても大体聞き取れるようになりました。(聞き取りの場合、電話越しの中国語の方が対面での中国語より難しいです)
この頃ちょうどHSK5級の試験を受けました。その結果がこちらです。
リスニング 80点
ライティング78点
リーディング 84点 合計242点
と言う結果でした。
そしてそのまま残りの留学生活を終え、一旦7月に日本へ一時帰国しました。
帰国直前には日常生活で中国語を使って交流していてほとんど問題ないくらいになりました。
7月には留学生活の締めくくりとして自分の目標でもあったHSK6級の試験を受けました。
リスニング 76点
ライティング 62点
リーディング 75点 合計213点
こうして無事HSK6級を取得することができました。(180点以上が一応の合格基準)
次の目標は1年後までにHSK6級240点を取得することです!!
約10ヶ月間の留学生活を振り返って自分がやっていたことをまとめると
・中国人の友達とたくさん交流する
・授業にちゃんと出て、宿題、復習などをちゃんとする
・中国語の音楽を聞いたり、映画を見たりする
などです。
語学の勉強は個人差もあるので一概にどの方法が良いとは言えません。
ただ一つだけ言えるのは、真面目に勉強することが一番大切だと思います。
留学生活を送る上で注意しておきたい点は、あまり遊びすぎないことです。
もちろん留学は人によって捉え方がそれぞれです。留学中遊ぶことも正解だと思いますし、たくさん勉強するのも正解だと思います。ただ、遊びすぎるのは良くないということです。
留学中遊びすぎて全然授業に来なくなったりする人もやっぱりいるんですよね。そういう人はこんなこと言うのもあれですがやっぱりあんまり中国語が上達していなかったと思います。
上から物を言うようになってしまいましたが、留学に行ったからと言って必ずしも語学力が向上するとは限りません。何かしらの努力をした上で向上するものだと思います!
こんなことを言っている私ですが、最近日中ハーフの方や中国に長年住んでいる日本人の方たちと交流する中で彼らの話す中国語がとんでもなく上手なことに打ちひしがれそうになっています。笑
これはもう言っても仕方がないので、やっぱり自分が頑張るしかないですね。
非常に長い文章になりましたが、これから留学する皆さんの少しでも役に立てればいいなと思います。
読んでくださりありがとうございました!!